【地震対策】防災グッズ必須アイテム 震災経験者からの提案
お世話になっております。怪者でございます。
最近、また地震が増えたと思いませんか?
先日、1月15日(金)に三重県南東沖を震源とした地震が発生し、関東各地に小さいものの異常震域の揺れが発生しました。
震源の深さが約390kmと深かったため、異常震域となったと分析されていますが、この震源の場所が南海トラフ地震で想定されている震源域に合致するとしている研究者もおられます。
大地震は緊迫している
国土交通省が公開している白書によると30年以内に発生するとされている南海トラフ地震や首都直下地震について可能性は70%以上を維持している状態にあります。
日本は地震大国です。いつどこで大地震が発生するかは分かりません。
お住まいの土地や家屋を気にすることはもちろん、防災用品についても確認して消費期限を過ぎてしまったものの交換や不足しているものの追加などを心がけたいですね。
阪神大震災を経験を元に実際にあって良かった防災用品や、東日本大震災のボランティア先で便利に感じた防災用品、欲しかった防災用品を提案します。
キャンプと併用
今、流行りのキャンプに使っている道具を防災用品として併用することはとても良いことです。
元々キャンプ用品や登山用品は、僻地での使用を前提としているものが多く、持ち運びに便利なコンパクトで、雑に扱っても壊れにくかったり修理しやすかったりした設計になっています。
いろいろな防災用品を後述しますが、キャンプ道具と被るものについては改めて用意するのではなく、キャンプをしていないときに保管場所として防災袋や持ち出しやすい場所に置くなどして無駄のない防災準備をしましょう。
必携防災用品
避難所に行った際に、無いと困るものを選びました。
基本的なものは備蓄されていますが、避難所では冷暖房が満足ではなく最低限の設備しかありません。
災害発生直後は混乱しており食料の配布がなかったり、あってもは保存の効く冷たいものが多いです。
本記事ではおおよそ5日間、1日1回程度は温かいものを食べられるようにすることを前提としています。
寝袋
備蓄毛布が提供されますが、快適に過ごすには寝袋を人数分用意しましょう。
夏は朝夕の急な冷えのために肌掛けの代わりに羽織り、冬は内側にしっかりくるまって使います。
寝袋にはマミー型と封筒型がありますが、慣れない場合は封筒型が使いやすいでしょう。
お子さんがいらっしゃる場合は封筒型の連結できるタイプの物が安心です。
災害時は大人よりも子どもの方がストレスを受けやすく、言葉にうまく表せず体調を崩してしまう場合もあるため、寝るときに寝袋を連結し、一緒に寝るという安心感を作ってあげましょう。
素材については、できれば、羽毛の物が季節とわず使いやすいですが、綿のものでも構いません。
提供された毛布と併用して快適に過ごしましょう。
マット
寝袋の下に敷いたり、床に座る際の座布団の代わりにします。
避難所は体育館や公民館であることが多く、床は非常に硬く、冬は床からの底冷えが身体の芯まで響きます。
ホームセンターに売っている銀マットや、寝袋の下に敷くウレタンのマットを人数分用意しましょう。
空気を入れるタイプは断熱性が高く座り心地も寝心地も良いのですが、耐久性に乏しい製品もあるので注意してください。
また、コットと呼ばれる簡易ベッドは高齢者がいる場合には寝起きがしやすいですが、避難所では限られた空間で過ごすことになるので、設置できない場合もあるので注意が必要です。
ウェットティッシュ(ノンアルコール除菌タイプ、おしりふき)
災害発生直後から断水することもあります。
断水した場合は復旧もしくは給水車が来るまで、手や口の周り、顔などを洗うことができなくなるので、ウェットティッシュは必需品です。
ただし、ノンアルコールタイプが望ましいです。
心身ともに疲れていると、肌が荒れたりと普段ならならないような症状が現れたりして負担が増えます。
ノンアルコール除菌とうたわれているものが見つからなければ、赤ちゃんのおしりふきが代わりになります。
アイマスク・耳栓
避難所は防犯の意味もあって照明を消さないところもあります。
明るいところでは眠られない方はアイマスク、騒がしいところでは眠られない方は耳栓を準備しておいた方がいいでしょう。
水
人が生きるのにどれくらいの水が必要かというと1日3リットル必要なのだそうです。
最低でも3日分、できれば5日分の水の確保が望ましいです。
3日分としても9リットル。5日分なら15リットル。
2リットル入りのペットボトルが1人8本。
3人家族なら24本になります。
ベランダの隅など邪魔にならないところに保管ボックスなどを設置し水の備蓄をしておくとよいでしょう。
普段使うミネラルウォーターを買うときに新しいのを買ったら、備蓄ボックスの古いものと入れ替えてなどの運用をしておけば、いつも新しい水で維持し続けられます。
食品・非常食
凝った物を買う必要はありませんが、市販されている長期保存の食品を5日間で5食分程度用意しておきましょう。
著しい僻地でない場合、数日もすれば食料の配給が始まりますので、その間の空腹を満たせる量を用意します。
1年以上保管可能な非常食が数多くあります。
1年に1度、家族と防災訓練として、前年に買ったものを食べる日を決めて、新しいものと入れ替えるというのも意識を高めるとともに少しゲーム性があり負担も少なくて良いですね。
フリーズドライや粉末になっているスープ、お湯をかけるだけの麺類を1日1つを5日分程度用意しておきましょう。
お子さんがいらっしゃる場合も含め甘いお菓子を少し備えておくのも良いですね。
甘いものと温かいものを摂ることは心にゆとりが出ます。
殺伐としてしまいがちですが、ほっと一息つけるようにしましょう。
下着
改めて用意する必要はありません。
日常使用しているものを少し早めに入れ替えて古いものを5日分程度防災袋に忍ばせておきましょう。
タオル
下着と同じで古いもので構いません。
フェイスタオルのサイズの清潔なものを5枚程度用意しておきましょう。
日常のタオルとしての利用のほか、けがをした場合の衛生用品としても使うことができます。
常備薬・常用薬
絆創膏、頭痛薬、おなかの薬などよく使うものを少し分けて、ピルケースなどに入れて防災袋に入れておきます。
持病がある方などは常用している薬を持ち出すようにしてください。
災害時には常用している薬は手に入らないと考えてください。
たとえ病院に行くことができても、主治医でない場合は、カルテがないために処方できません。
モバイルバッテリー・乾電池
スマホの充電など、乾電池式の懐中電灯やラジオの予備として。
ラジオ
世の中の情報を知る手段としてラジオは欠かせません。
今は懐中電灯付きソーラーパネル充電ができるものもあります。
ジップ付きビニール袋
食品、衛生用品の保管や、調理などいろいろ使えます。
大きめのものを1箱。箱が邪魔なので、1枚を収納袋にしてください。
カセットコンロ・ガス
温かいものを作るのには必ず必要です。
ただし、火を使える場所が非常に限られているのでご注意ください。
キャンプ用のガスバーナーの方がコンパクトでよいと思います。
ただし、どこにでも手に入りやすいカセットガスを使用するタイプが望ましいです。
LEDランタン・懐中電灯
災害時停電している場合もあるので、明かりを取るために電気式のランタン(LEDランタン)やLED懐中電灯があった方が良いです。
暗い場所では何が落ちているか分からないし、防犯としてもいくつか持っていても良いと思います。
乾電池式と充電式があり、前述のモバイルバッテリー・充電器項と合わせて用意しましょう。
女性向け
生理用品
生理用品は配給されません。普段必要としている量を必ず防災袋に入れておいてください。
携帯お泊りセット
メイク落としや化粧水、乳液など睡眠までに行うものを小分けにするか、市販のお泊りセットを用意してください。
車載防災用品
車をお持ちなのであれば、防災用品を車載しておいた方が良いです。
いざ持ち出すとなると慌てていて難しい場合もあるでしょうから、車にいつでも防災用品が載っていれば、安心です。
ただし、燃費が悪くなるほど乗せる必要はないので、水や食品などは車載しない方が良いですね。
ガソリン
燃費を考えると燃料は半分くらいが望ましいですが、防災を鑑みると満タンに入れておく方が良いですね。
コンバーター
シガーライターから100Vコンセントに変換できるコンバーターやUSB充電できるコンバーターがあると使える機器が増えるので、避難生活が改善します。
プライバシーシェード
窓にセットする目張りで、車内を見えないようにします。
寝泊りだけじゃなく、着替えを行う場合にも必要です。
フルフラットにならない車でも、避難所が込み合っていたり、騒がしかったりする場合に車にて睡眠をとっておられる方も多いので、防犯のためにも用意しておいた方が良いですね。
あると便利なグッズ
大容量バッテリー
リチウムイオン電池の発達により車のシガーライター並みの性能を誇るバッテリーが販売されています。
少し大きいものの車のバッテリーよりも軽く、100Vコンセントが使えるものが多く、使用できる機器が増えます。
ソーラー発電機
大容量バッテリーを充電するための物とモバイルバッテリーになっている物に大別されますが、太陽の光で電気を発生し、充電します。
停電が発生していても、昼間の間にソーラー発電機で充電しておけば、夜は安心です。
あらためて、書き出すと本当にたくさんの準備が必要になりますね。
記憶を拾い起して書いているので、漏れているものもあると思います。
ご指摘などありましたら、コメントをよろしくお願いします。
みなさんの防災に少しでもお役に立ちましたら幸いです。
では、また。